2025.10.22

女性は尿漏れなどの骨盤底筋群のトラブルが起きやすい

トイレを我慢できない、尿漏れがある、膣の緩みを感じるなど、骨盤底筋群のトラブルを感じたことはありませんか?
実は女性は男性に比べて骨盤底筋群のトラブルが起きやすいんです。

その理由は、女性は出産をするので男性よりも骨盤が広いですよね。なので、骨盤底筋の面積も男性より広くなります。男性より骨盤底筋が広いうえに、女性は尿道、膣、肛門と3か所も穴が開いています。(男性は肛門のみ)
そのため、トイレでいきむだけで骨盤底筋が伸ばされて骨盤底筋群にダメージが加わってしまうんです。
骨盤底筋が弱ると尿道や肛門をうまく閉めることができなくなるので、尿漏れを起こしたり、便もれを起こしたりするんですね。膣もゆるくなり、ひどくなると膣から子宮や膀胱などの内臓がでてきてしまいます。

妊娠出産をするのも骨盤底筋群にかなり強いダメージがあります。赤ちゃんが大きくなってお腹が重くなってくると、赤ちゃんの重みで骨盤底筋群が常に負荷がかかり、伸ばされた状態になりますし、歩く度に振動でさらに負荷がかかります。
出産でいきむときもかなりダメージが加わります。なので、出産後は尿漏れをしてしまう女性の方が増えるんです。

女性ホルモンの変動も関係があります。
加齢とともに女性ホルモンが減ってくると、コラーゲンや筋肉量も減ってくるので、骨盤底筋群の筋肉の弾力が失われてきて、顔や肌のようにたるんできます。

骨盤底筋群の筋肉が衰えるといいことはなにもありません。
現代の女性は昔と違って骨盤底筋を意識して生活するということがほとんどないので、意識して鍛えることが必要になります。
次回はその骨盤底筋群の鍛え方をお伝えしますね(^^)/